かつての社格として、「官幣大社」「官幣中社」「官幣小社」「国幣大社」「国幣中社」「国幣小社」「別格官幣社」などがあったが、戦後に廃止された。その結果、例えば「官幣大社 春日神社」が、ほかの春日神社と同じ社号になるのを避けるため、「春日大社」というようになった。
「別格官幣社」は、明治時代の近代社格制度において、国家に特別な功績があった人物を祀る神社に与えられた社格である。湊川神社、靖国神社、日光東照宮など28社が列格された。
全国の神社の数は、文部科学省の資料によると八万社以上ある。登録されていない祠などを含めると20万社を超える。都道府県別の神社数では、新潟県(約4700社)、兵庫県(約3800社)、福岡県(3400社)が多い。ただし、新潟県では、明治時代の統廃合が進まなかったため、多くの神社が残ったと言われる。人口比率では、高知県、福井県が多い。少ないのは沖縄県、大阪府である。神社と寺院を含めた数では、