旧中山道の峠道コースとして代表的な三つのルートの概要と特徴をまとめた。
碓氷峠コース(横川宿 〜 軽井沢宿)
群馬県の横川宿から長野県の軽井沢宿へ至る、旧中山道最大の難所の一つであった峠道。現在も当時の面影を残す石畳や杉並木が残されており、ハイキングコースとして人気がある。
* 起点・終点: JR信越本線 横川駅 〜 軽井沢駅(または旧碓氷峠)
* 距離・所要時間: 約17km / 約4.5〜5.5時間(標高差 約550m)
* 主な見どころ: 坂本宿の街並み、堂峰番所跡、一里塚跡、熊野皇大神社、旧碓氷峠見晴台
* 特徴: 登りが続くため体力が必要だが、整備された史跡や歴史的な案内板が豊富に設置されている。
和田峠コース(和田宿 〜 下諏訪宿)
中山道 和田峠を超える標高1,500m以上のコースで、中山道の中で最高地点を通る山越えルート。
* 起点・終点: 長和町 和田宿 〜 下諏訪町 下諏訪宿
* 距離・所要時間: 約18km / 約5〜6時間(標高差 約800m)
* 主な見どころ: 和田宿本陣、接待茶屋跡、中山道古峠、東餅屋跡
* 特徴: 大自然の景観が美しく本格的なトレッキング感が味わえるが、公共交通機関の便数が少ないため事前のアクセス確認が必要である。
馬籠峠コース(馬籠宿〜妻籠宿)
岐阜県と長野県の県境に位置する馬籠峠(標高790m)を超えるルートで、石畳が残る旧街道の面影と豊かな自然を同時に体感できるため、国内外のハイカーに非常に人気の高いコースである。
* 区間: 馬籠宿(岐阜県中津川市)〜 馬籠峠 〜 妻籠宿(長野県南木曽町)
* 距離: 約9km
* 所要時間: 約2.5〜3時間
* 標高差: 馬籠宿((約600m)→馬籠峠(790m)→妻籠(約430m)
コースの特徴と見どころ
* 歩きやすい登り傾斜
馬籠宿側から出発すると馬籠峠までの登り標高差が約190mと緩やかなため、初心者でも歩きやすい行程になる。(妻籠宿側から登ると下り傾斜が急になり登り標高差も大きくなる)
* 歴史ある江戸時代の石畳と宿場町
坂道沿いに復元された町並みが続く馬籠宿、江戸時代の伝統的建造物群が厳重に保存されている妻籠宿と、どちらの宿場町も情緒溢れるロケーション。道中には当時の雰囲気を留めた舗装石畳が各所に残っている。
* 自然景観と立ち寄りスポット
道中には旧本陣跡の休息処「立場茶屋」や、宮本武蔵の伝説が残る「男滝・女滝」、一里塚跡などの歴史スポットが点在している。
散策時のポイント
* 手荷物運搬サービス
馬籠宿・妻籠宿の各観光案内所では、宿場町間で荷物を配送してくれる手荷物運搬サービス(季節運航)が実施されているため、身軽にハイキングを楽しめる。
* アクセス
* 馬籠側:JR中央本線 中津川駅から路線バスで「馬籠」下車
* 妻籠側:JR中央本線 南木曽駅から路線バスで「妻籠」または「保神」行きで下車
★布引観音 釈尊寺 ▶滋野駅 4.0km


































