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飛鳥・藤原の宮都

 2010年代から年に数回以上大和に滞在するようになった。退職し、思いつくままにぶらりと歩く旅を始めた頃である。。大和にいるときは自転車(ママチャリ)で走り回った。飛鳥〜藤原京〜大和三山〜山の辺の道〜太子道〜斑鳩の里……7世紀までの政治の中心地へは自転車でひとっ走りできる距離である。至る所に古墳や神社仏閣など歴史遺産がある。若い頃は興味がなかったが、電車で走り回って「ふるさと再発見の旅」をした。

何度も訪ねた好きな場所の一つが藤原京である。天武天皇とその奥さんの持統天皇の宮都で、大和三山に囲まれた7世紀の政治の中心地だった場所である。今は近代的な建物がほとんどなく天香具山、耳成山、畝傍山を至近距離に眺めることができる静かな場所である。すぐ隣には私が通学した畝傍高校がある。

飛鳥京と藤原京を中心とした歴史遺産が、ユネスコ世界遺産に登録されることが確実になった。地元の人たちの悲願かも知れないが、私にとっては悲報である。観光客が押し寄せて、喧騒に包まれるような場所になって欲しくない。

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