三浦半島の各地を歩いた記録を整理する。逗子駅近くの「池子の森自然公園」を訪ねようと歩いたのを手始めに逗子駅を起点にバス移動も含めて数回、葉山以南も歩き、つぎは衣笠駅を起点に数回歩き、馬堀海岸~観音崎~浦賀~久里浜地区をまた数回歩いた。
横須賀市横断も含めて三浦半島の各地を(その後半島南部も)歩いたことになる。どの日も思い出深い自然と人との出会い、発見があり、楽しく思い出す。日々の散策ではなく、鎌倉を拠点とした三浦半島への「青春ぶらり旅」の一環として記録しておく。
各回の旅のグーグル地図が未整理で、どの地区がどの地図なのか自分でも分からなくなったので、「三浦半島」として索引を作ることにした。過去の作成地図は各地区の詳細地図として整理する。

北鎌倉に住み始めた2017年から市域のほとんどの地域を歩いた。特に三大緑地は何回となく歩いた。今も散歩で同じところを歩くが、習性として知らないところを歩きたくなる。コロナ禍でぶらり旅に出られないので、近隣地域に出かけるようになった。通勤時間帯を避ける、通勤とは逆方向、人口が少なく自然が豊か、電車で1時間以内といった条件を考えると逗子以南の三浦半島ということになる。
歩くのが目的ではない。歩くことで予期しない発見と感動に出会えるのが楽しいからである。自然と人と事件(出来事)との出会いは、前触れもなく突然訪れるものである。ほとんど偶然の賜である。「ほとんど」というのは、その地域・場所に行ってみよう、この城跡や神社辺りを歩いてみよう、あの山や宿場が面白そうだ……といった意図や計画性があるため、全くの偶然とはいえないからである。話が逸れた。
自宅周辺は歩き尽くした気がして歩きたい所がなくなってきた。歩いた所が増え、記録した地図も北鎌倉、西鎌倉、東鎌倉、鎌倉古道、湘南モノレール沿線などに分割してきた。
※無料のGoogle MyMapsを使っているが、データ量に制限があるため分割せざるを得ない。
1ヶ月ほど前から、逗子駅、衣笠駅、久里浜駅などを起点に歩いている。「昨日は衣笠駅の西南へ歩いたから今日は東へ歩いてみよう」といった具合で、計画性はほとんどない。私の「ぶらり旅」の特性であるが、ローカル線に乗り窓外を眺めて、田舎の風景や小高い山が見えると「ここで降りよう」と決めて途中下車して気の向くままに歩く旅に比べれば、日帰りの旅は計画性があるといえる。
そんな歩き旅を重ねると、歩く途中で撮った写真や動画、記録した歩行経路などが増える一方で整理が追いつかない。写真は日毎の歩き旅単位でGoogleフォト(Picasa3)のアルバムにしているが、玉石混淆で玉は少ない。もっとも何が宝石で何が石ころかは主観的なものである。写真として美的に素晴らしいと思うものがあれば、一方で写っている対象物に関心があり価値を見出す写真もある。
ともあれ、写真と地図と動画を含めたぶらり旅日記を書くのが、歩くことに加えた暇つぶしの趣味になっている。この一ヶ月で三浦半島各地へでかけたので、その地図や写真、動画を整理していこうと思う。私の辞書に退屈という言葉はない。
[歩く地図]※複数日を含む地図は、分割整理予定。
三浦半島とは
横浜に住んで40年になるが、近隣地域である三浦半島の土地勘はない。妻の両親が鎌倉に住んでいたので子供が生まれた日本在住の頃は毎週末のように鎌倉に行ったが、そこが三浦半島という認識はない。横須賀も逗子も葉山も三浦半島ではなく、各地名の通りの認識であり、一度や二度は行っても車での移動なので、地名の境界の認識は希薄である。
三浦半島として認知するのは、三浦海岸とか城ヶ島である。それぞれ1~2回しか行ったことがない。逗子も葉山も、逗子海岸以外は数回行っただけである。横須賀は行った記憶がないが、実際には車で走ったことがあることに気がついた。先月までは葉山だと思っていた長者ヶ崎の南側の秋谷とか芦名、佐島辺りがすべて横須賀市だと知って驚いたくらい無知だった。逗子から葉山方面(西海岸を南へ)へ行くのに「横須賀市民病院」行きバスに乗る。どうして南ではなく東へ行くのか不安になったものだ。横須賀といえば東京湾に面した横浜の南の都市という認識で、まさか三浦半島の西海岸まで横須賀市だとは思わなかった。
くどくどと書いているのは、それほど葉山と横須賀の区別がつかず土地鑑、方向感覚を是正するのに時間がかかったからである。長者ヶ崎交差点から100メートルほど先の「葉山ホテル音羽の森」が横須賀市だとはふつうは思わないだろう。
「三浦半島」の主観的認識は別にして、ウィキペディアなどで見ると、付け根に位置する鎌倉と横浜市南東部(金沢区朝比奈、金沢八景)を結ぶ線(昔の金沢街道、現在の神奈川県道204号)より南側の地域である。
余談だが、南へ向かうのになぜ東の横須賀なのか?という誤解と同じことがある。横須賀線の大船=鎌倉から、浦賀や北久里浜、三浦海岸へ行こうとYAHOO!路線情報で検索すると、逗子・葉山~金沢八景経由の乗り換えが表示される。なぜ南でなく北東に向かうんだ!えらい遠回りじゃないか!と憤慨することになる。これも土地鑑(交通路線の知識)がないからである。帰りの電車を調べて、上大岡~戸塚経由の乗換電車が表示されるのも驚きであった。
「逗子・葉山」という駅名にも驚いた。最初意味不明だったが、地図を見て分かった。とにかく逗子駅から「逗子・葉山」へ徒歩5分ほどで乗ろうとしてホームへ急いだら、先発次発次々発の表示がいずれも「羽田空港」なので、ホームを間違えたと思い「反対方向のホームはどこですか?」と聞いたら「ありません」という。「ここが始発でホームは一つです」???意味不明だったが、つまり始発駅で折り返し運転しかないということだった。京急逗子線の終点が「逗子・葉山駅」なのである。
[参考資料]